
学ぶだけじゃない、体験する医学会。
香川県の医療の未来につながる一日に!
香川大学医師会長 杉元 幹史
SUGIMOTO MIKIO
令和8年度香川県医学会の開催にあたり、ご参加いただく皆様を心より歓迎申し上げます。
今年度の香川県医学会は、香川大学医師会が担当し、「かがわ国際会議場」を中心に開催いたします。日頃から県民医療を支えておられる県内の先生方、医療従事者の皆様にお集まりいただき、多くの研究成果や臨床経験を共有できることを、大変うれしく思っております。
医学の進歩は目覚ましく、AIやデジタル技術の発展により、医療は今、大きな転換期を迎えています。一方で、どれほど技術が進歩しても、患者さんの話を聴き、仲間と議論し、経験を積み重ねることの大切さは決して変わりません。医学会は、その原点を再確認できる貴重な場でもあります。
そこで今年は、「学ぶ」だけではなく、「体験する医学会」を目指しました。
午後の特別企画では、「Special Live 総合診療医 ドクターG NEXT.2026」を開催します。県内の研修医が、病院の垣根を越えて一堂に会し、リアルタイムで症例について議論します。正解を知るためではなく、「どう考えるか」を皆さんと一緒に楽しむライブです。臨床推論の醍醐味を、会場全体で共有できればと思っています。
しかも今回は、香川大学が準備した"ちょっとした秘密兵器"も登場します。詳細は当日のお楽しみですが、「オンライン中継」と聞いて想像するものより、少しだけ未来を感じていただけるかもしれません。近未来の遠隔診療の実証実験もかねております。どうぞ期待してください。
また今回は、前期研修医が診療科の垣根を越えて一堂に会し、プレゼンテーションを行う「研修医セッション」を新たに設けました。このセッションを通じて、研修医同士が互いに刺激を受け、切磋琢磨するきっかけとなれば幸いです。
さらに今年は、長年続いてきた夕方からの懇親会を思い切って見直し、「Afternoon Party」として午後3時10分から開催します。終了時間も早くなりますので、遠方の先生方にも気軽にご参加いただけるのではないかと思います。
医学会は、演題発表だけで終わるには少しもったいない場です。久しぶりに再会した同期と語り合う。若い先生が大先輩に気軽に質問する。新しい共同研究が生まれる。そんな偶然の出会いこそ、医学会の大きな価値ではないでしょうか。
香川県は決して大きな県ではありません。しかし、その距離の近さは私たちの強みでもあります。大学病院、基幹病院、地域医療機関、診療所が互いに顔の見える関係を築き、職種や世代を超えて議論できる環境は、全国に誇れる財産です。この医学会が、その絆をさらに深め、香川県の医療の未来につながる一日となることを願っています。
最後になりますが、本医学会の開催にあたり、多大なるご尽力をいただきました香川県医師会をはじめ、関係各位、協賛企業の皆様、そして準備に携わってくださったすべてのスタッフに心より感謝申し上げます。
10月18日、高松で皆様とお会いできることを楽しみにしております。そして、「今年の医学会は面白かった。また来年も参加したい。」そう感じていただける一日になれば、これ以上の喜びはありません。 医学は真面目に学ぶものですが、医学会は少しワクワクしてもいい。今年はそんな一日を目指して準備しています。
香川大学医師会長 杉元 幹史
